マリーナベイサンズではバカラが人気
様々な種類のカジノの中でも人気があるのが「バカラ」です。
マリーナベイサンズではほとんどの場所で遊ぶことが出来るバカラは、
簡単に言ってしまえば、数字の「9」が最も強いゲームです。
ルールは非常に単純明快で、プレーヤー(自分)とバンカー(お店)の
どちらかが数字の「9」に近いかどうかを予想して賭けるだけです。
簡単なルールですが、奥深さもあり、マカオでは最も人気が高いゲームです。
どのゲームにおいても「最低賭け金」が設定されており、
その金額以上のチップを置かないとゲームに参加出来ない決まりになっています。
イメージ動画(エンパイアカジノより)
バカラのルール
バカラはディーラーと勝負するゲームではなく、カードをプレイヤーとバンカーという2組に分けて配り、
どちらのカードの一桁が9に近いかを予想するゲームです。
カードは2枚から3枚配られ、その合計数の下一桁の数字が9に近い方が勝ちです。
ここでいう「プレイヤー」とは、ゲームの参加者のことではないので注意を。
便宜上、カードの置かれるスペースに付けられている名称です。
◆ バカラの遊び方 ◆
バカラのゲームの流れをご紹介します。
まず、どこに賭ければいいかを覚えましょう。プレーヤーかバンカーに賭けるほか、ぞろ目(PAIR)、引き分け(TIE)に賭けることもできます。
プレイヤーに賭けて勝った場合の配当は倍額(1:1)ですが、バンカーに賭けて勝った場合の配当は
勝ち分から5%引かれた額となります。
ただ5%引かれても期待値では、バンカーに賭けたほうが有利です。
賭け終わるとディーラーがプレーヤー、バンカーの順に2枚ずつカードを配ります。
バカラにおいて、カードをめくる権利があるのは掛け金が一番多い人(オーナーシップ)というのが一般的。
同額の場合はディーラーが決めます。
バカラは基本、2枚のカードの合計数の一桁の数字で勝負しますが
条件が発生すると 3枚目のカードが追加されます。
◆ バカラのカードの数え方 ◆
2枚のカードの点数が「5点以下」であれば、3枚目のカードが追加されます。
プレイヤーとバンカーが同じ得点の場合はタイ(引き分け)となり、それぞれにかけたチップは戻ってくるが
タイに賭けていた場合はかけたチップの8倍の配当がもらえます。
配当は、賭ける場所により変わり、プレイヤーで倍、バンカーで1.95倍。
ペアで勝利すると11倍の配当がもらえます。
また、お互い同じ数字の時は、引き分けとなります。
数学的に説明するとプレイヤーが勝つ確率は44.62% バンカーは45.85% タイは9.53%なので
タイの倍率が高いからといってタイに賭けることは得策ではありません。
また、タイを除外して考えると、バンカーが勝つ確率は約50.615%となります。
どちらに賭けるか迷った時はバンカーに賭けるのがいいのではないかと思いますが
ギャンブルである以上は胴元であるハウスは場所代を徴収しなければ利益はでません。
そのため通常この場所代(ハウスエッジ)として、バンカーが勝った場合に5%のハウスコミッションを徴収しています。
またゲームの進行をスムーズにするために、このバンカー側のハウスコミッションを毎回徴収せずに
例外としてバンカーが6で買った場合のみ1.5倍の配当(50%)のコミッションをする
「ノーコミッション」という方法を取るカジノもあります。
なおバカラのルールは下表【バカラの条件】のとおり。
コレに従ってディーラーが自動的にカードを配っていくので
細かいルールを覚えなくてもゲームに参加することは可能です。
バカラの条件
このゲームには「条件」というのがあり、この条件によって
バンカーは5点以下でも3枚目を引かないことがあります。
この条件を覚えれば、さらにゲームが面白くなるでしょう。
【3枚目配布のルール】
プレイヤーが3枚目のカードを引く時のバンカー条件◆早見表
罫線について
罫線とは、バカラの記録表のことをいいます。
ルーレットで連続 赤8回など偶然とは思えないような波を表にしたのが罫線です。
バカラにおける罫線はゲームが開始してプレイヤー・バンカーのどちらが勝ったのか、
また引き分けなどを記録した出目表のことです。
スコアカードとも呼ばれます。
バカラの卓には1席に罫線表が置いてあり、マス目の書いてある紙とボールペンがあります。
マリーナベイサンズカジノでは電子パネル化されていますので、自分で記入する必要はありません。
そのため最低限の見方をこのページでマスターしましょう。
◆ 罫線の見方 ◆
下図が一般的な罫線と呼ばれるものです。
バカラ罫線にも何種類もの付け方がありますが、基本的には下記のような付け方が一般的です。
赤○はバンカーの勝利、青○はプレイヤーの勝利、/はタイ(引き分け)を意味します。
バンカーかプレイヤーのどちらか一方が連勝すればそのまま下に○印が続き、勝者が代われば一つ右のマスへと移動します。
連続した出目(ツラ)が続けばマスを下に伸ばしてゆき、ツラが切れると右マスに移動します。このときタイの場合はツラを切らずにそのまま下へ伸ばしていきます。
罫線を付けていくとパターン(らきしもの)が見えてくることがあるので、それで次の勝利手を予測しようというものです。
こう見ると、ほぼ勝率2分の1のゲームなのに、引き分けを挟んで4連勝、5連勝は普通に起こっているのがわかります。
時に10連勝以上する場合もありますので、この勝敗の「波」を見極めることが大切ですね。
バカラ絞り(しぼり)とは?
ルールは単純で、完全に「運」任せのバカラに何故大の大人たちが熱中するのか?
それは、バカラの究極の醍醐味である「絞り」にあるといえます。
バカラでは、カード(トランプ)をめくることを絞り(しぼり)といいます。
絞りの一番の醍醐味は、自分の勝てるカードだと念じながら親指で数字を隠し少しずつめくってマークを覗きこみます。
すると、カードを絞る人は余裕の笑みや挙動不審の動きになどして、他のプレイヤーまたは観客から注目をあびることができ、ゲームが盛りあがります。
バカラで絞りたい場合、【バンカー】または【プレイヤー】のどちらかに 誰よりも高くお金を賭けると絞る権利を獲得することができます。
絞る権利を獲得した場合、カード(トランプ)をタテ向きにします。
バカラの「絞りは」このようにカードを縦にして行うやり方と、
カードを横にして行うやり方があります。
ポイントは、縦絞りの場合はカードの左側、横絞りの場合はカードの右側を親指で隠し数字をすぐに見ないように少しずつカードをめくっていきます。
何故このようにやるのか?
それは、トランプ図柄の特性をチェックし、覚えると分かります。
例えば、1枚目のカードが6なら、欲しいカードは3。
カードを縦にして絞っていき、マークが1つしか見えなければ、2か3が決定。 熱い瞬間です。
マークが一つ(通常足が一本と呼ばれます)であった場合は、更にじわりじわりとめくっていき、中央にマークが見えてくれば3が決定し、合計9となります。
その他、絞りによる出目予測は下記を参照ください。
これを覚えると、バカラの楽しみが200%アップします!!
本場のカジノでは、カードをさすったり、息を吹きかけたり色々と念じながら絞る姿が垣間見られます。
人目を気にせず奇声を発しながら絞る人、謎の呪文の様なものを唱えながら絞る人まで。
このカードを絞る行為には、やった人にしか分からないこの上ない高揚感と幸せを感じるといわれています。
それもそのはず、この「絞る」権利を与えられるのは、そのゲームで一番掛け金が高額な人に限られるのです。
つまり、「選ばれし者」のみカードに触れることができ、他の参加者はただ祈るのみ。
ここに、カードを絞る優越感が生まれ皆高額な掛け金を競って賭けるのです。